こおり
「いざよいも まださらしなの 郡哉」
自作
姨捨や
足ひょいひょいと
月神楽
名月を
取りて目に焼く
姨の里
月は今
皓
々と
浮かびけり
そば処
すすきに月の
みやげ哉
更科の
月を見つつや
夜もすがら
俳句の意味: 貞享5年8月16日、信州坂城(さかき)で歌った歌で、待宵月、名月、十六夜月と三夜連続で
更科の月をめでることができたので感謝するとともに、さらに更科を去りたくない思いを歌ってい
ます。
旅の思い出: 9月18日、今日は名月の日です。
朝5時半に起きて、戸倉上山田の万葉温泉に入り、午前中は、坂城の十六夜観月殿を描きました。
お昼に長楽寺へ戻って、「姨捨のお神楽」を見物し、長楽寺で月見汁をご馳走になり、さらに蕎麦
とおやきを食べてから、小諸へ向い午後1時半から5時半まで浅間山を描き、名月を描くためにまた
坂城まで戻って、十六夜観月殿で、夜7時から9時半までスケッチをしました。
再び姨捨の名月を見るために長楽寺の駐車場に戻り、夜がふけるまで月見を楽しみました。
人っ子一人いない駐車場で、簡易テーブルとスケッチ用の椅子を出し、今日一日を振り返って酒を
飲みながら歌を作りました。
「姨捨や 足ひょいひょいと 月神楽」
「そば処 すすきに月の みやげ哉」
「月は今 皓々と 浮かびけり」
「名月を 取りて目に焼く 姨の里」
「更科の 月を見つつや 夜もすがら」