旅の思い出: 道の駅「さかきた」で朝5時に起床」して、青柳宿を散策し青柳の切通しを抜けて旧道を進み
麻績(おみ)宿へ向いました。
麻績宿に入ると、本陣や脇本陣の跡を残し、旧旅籠屋の門前に芭蕉句碑があり、この句が
刻まれていました。
しかしながら、どこかに女郎花が咲いていないかと宿場のお年寄りにお聞きしたところ、山
側に続く横道に入ったところに法善寺があり、その寺全体に女郎花が咲いていると教えてく
れました。
まさに、絵のように女郎花がびっしりと咲いており早速スケッチを始めました。
食事もせずに、約8時間ばかりかかって描き終わると、お寺の住職さんが心配されて、お堂に
案内され、美味しい和菓子とお茶を何杯もご馳走になりました。
しばらくご住職さんと芭蕉のお話をして、裏庭の枯山水を見せていただき、お礼を言って帰り
ましたが、後日このスケッチのコピーを額に入れてお贈りしました。
その後、月の出るのを待って、有名な「信濃観月苑」がある山に登って姨捨山にかかる月を
見ようとしましたが、この時期には残念ながら月が西側にずれて、姨捨山にはかからないこと
がわかったのでスケッチすることはあきらめて、JR線の姨捨駅へ向いました。
姨捨駅周辺を散策して月の位置を確認し、長楽寺の駐車場で寝ました。
「ひょろひょろと 尚露けしや をみなえし」
自作
たおやかに
風にそよぐや
女郎花
俳句の意味: ひょろひょろと今にも倒れそうな姿が風に揺らめき、露がかかると倒れそうな麗しく
か弱い女郎花の花よ