「桟や 先おもひいづ 馬むかへ」

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俳句の意味:  桟に来て真っ先に思い出したのは駒迎えの儀式であった。

          むかし律令時代に朝廷に諸国から馬が献上され、8月15日に天皇が謁見する行事が

         執り行われていた。この行事のために木曾の馬を献上するためには、この危ない桟を

         渡ったのだろうという当時の苦労を思い浮かべた。

旅の思い出:  昨日スケッチした寝覚の床を着色した後、引き続き木の吊橋を描きました。

          木の吊橋を描いていると、近所の方が4名ほど近寄ってきて絵を見ていきました。

          木の吊橋は車は通れないため、私が描いている間に、向こう岸のおばさんが2人

         通っただけでした。

          そのうちの一人の方から、素晴らしい絵を見せてもらったのでと近所の人にもらったと

         いうゆでたとうもろこしを頂きました。

          夕刻、国道19号線を北へ登り、奈良井宿駅前で車中泊しました。

          夕食にそのとうもろこしを食べました。非常に甘くて美味しかったことを覚えています。









  

木の吊橋
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