かけはし
「霧晴て 桟は目も ふさがれず」
自作
霧深き
木曾にすずろな
虫の声
山がらと
かけすかけ合う
木曾の里
山辺の
コスモスゆかし
石地蔵
俳句の意味: 霧が晴れて視界がよくなり、桟(かけはし)の高さに目もふさがれないほどであった。
旅の思い出: 昨日と同じく、三岳という道の駅でリンリンという虫の声で目を覚ましました。
今日は朝霧が立ち、周りの山々が霧に隠れていました。 そこで一句
「霧深き 木曾にすずろな 虫の声」
しばらく、近くの森を散策してみることにしました。
全く人の気配のない橋を渡って少し山間を登っていくと、ツッピー、ツッピーという「山がら」
とジー、ジーという「かけす」の鳴き声がしきりに聞こえてきました。
山間の木曾の秋を肌に感じて、しばらくその鳴き声に耳を傾けていました。
「山がらと かけすかけ合う 木曾の里」
ふと道野辺に目をやると、お地蔵さんとコスモスの花がなんともゆかしい間柄で心が
さらに和みました。ストレスフリーといった感じです。そこで一句
「山辺の コスモスゆかし 石地蔵」
その後、昨日スケッチした寝覚の床を着色し、引き続き木曽川に架かる木の吊橋を
描きに行きました。