「荒海や 佐渡によこたふ 天河」
俳句の解説: 佐渡は古来大罪人や朝敵が流された島であり、日本海の波の音が
断腸の思いを誘い、佐渡と本州との間に天の川という掛橋を渡して、
彼らをこちらへ連れ戻してやりたいという願いを歌ったものです。
旅の思い出 : 象潟でスケッチを終えた後、日本海に沿ってひた走り、新潟県吉浦についた頃は
午後4時ぐらいになっていました。佐渡島が見えてかつ日本海の荒海が怒涛のよう
に逆巻く場所を見つけるのにかなりの時間を要し、本スケッチを描き終える頃には赤
い夕日が広がっていました。そこで1句生まれました。
あらそ
「日暮れ時 荒磯の海や 佐渡の夏」
自作
日暮れ時 荒磯の海や 佐渡の夏