つわもの
「夏草や 兵どもが 夢の跡」
俳句の解説: かつて昔、兵どもが夢を追って戦った古戦場跡の夏草に当時を思い
おこし泪を流しました。
この句は、杜甫の「春望詩」の「国破れて山河在り、城春にして草
木深し」を引用して歌っています。
旅の思い出 : ここ高館から北上川に入る衣川を眺望し、古戦場で散った若武者の無惨な姿を思い起
こして1句浮かびました。 正面の川が北上川、その北上川が右へ大きく折れるところで、
左から流れ込んでいるのが衣川です。資料によれば、源頼朝軍と義経軍はこの衣川周辺
で戦ったとのことです。
「五月雨の 泪を誘う 衣川」
自作
五月雨の 泪を誘う 衣川