おい さつき かみかざり
「笈も太刀も 五月にかざれ 紙 幟」
俳句の解説: 源義経の身代わりになって死んだ佐藤兄弟をともらう医王寺を芭蕉が
訪ねたところ、蔵の中にほこりまみれになって弁慶の笈(背負い箱)と義
経の太刀が眠っていました。芭蕉はこんな宝物をこんなところに置いて
おいてはならない、すぐさま出して五月の鯉幟のように節句の飾り物に
しなさいと歌ったものです。
旅の思い出 : この近くに、有名な飯坂温泉があります。その湯元が「鯖湖の湯」という共同浴場
(明治22年)で大人一人100円で入ることができます。朝6時から入浴ができ、涼しい
朝に熱い湯につかるのは最高です。湯に浸かりながら1句浮かびました。
さばこ
「朝霞 鯖湖の熱い 湯のけむり」
自作
朝霞 鯖湖の熱い 湯のけむり