のき 「世の人の 見付けぬ花や 軒の栗」
俳句の解説: 元禄の頃、世の中は好景気に浮かれており、人々の心の中が良く見え ていませんでした。可伸庵の軒に咲いていた栗の花は、世間の人が見つ けないような目立たない花で、そのさまがひっそりと隠れ住んでいる草 庵の主人のこころに通い合うように思われました。
旅の思い出 : 可伸庵跡は狭いところですが、町でよく整備しており、一休みできる小さな軒があ りました。