たこつぼ
「蛸壺や はかなき夢を 夏の月」

旅の思い出:   5月2日、明石に着くや明石市役所へ出向き、蛸壺を描きたいと考え、蛸壺のある場所

         を教えていただきました。

          市役所の政策部広報広聴課の上田さんという方が懇切丁寧に教えてくれました。

          ご親切に地図まで焼いてくれました。

          明石市役所は入り口に案内所があって、市役所の職員が快く笑顔で応対してくれます。

          細かいことになると専門の職員を呼んでくれるシステムで私のような門外漢に対しても

         親切に対応していただき、感謝しております。

          夕方5時ごろに絵を描き終えたので上田さんにお電話したところ、絵を見せてほしいとの

         ことでしたので、明石市役所へお伺いしたところ、神戸新聞の坂本記者にご紹介を頂き、

         思いもかけず1時間ばかり取材を受けました。

          その結果、光栄にも下の記事が掲載されました。
          
          一方、江井ヶ島港で、蛸漁はまだ1ヶ月先だと聞いて、月もない岸壁に雑然と置かれた

         蛸壺を見て一句浮かびました。

              「壷あれど 月なし浜の 初夏の夢」




          
          

笈の小文スケッチ紀行トップへ戻る
笈の小文足跡図へ戻る
俳句の意味: 夏の月が海の上を照らしている。海底に沈められた蛸壺の中では、蛸が明日の命も

        知らずに、はかない夢を見ていることだろう。

自作の句

壷あれど
 月なし浜の
 初夏の夢

明石 江井ヶ島港
芭蕉スケッチ紀行へ戻る
先頭へ
前へ