かきつばた
「杜若 語るも旅の ひとつ哉」
旅の思い出: 5月1日、一日中雨が降り、午後了徳院に到着して夕方7時、真っ暗になるまで
芭蕉の句碑を描きました。幸い屋根のついた休憩所が句碑の前にあり、雨に濡
れずに描くことができました。
あいにく時期が早く杜若は咲いていませんでしたが、春雨がしとしとと句碑にか
かり、杜若が咲くのを待ちこがれているようでした。
何度も何度も雨が当たって侵食したのでしょうか、芭蕉の旅姿のような形をした
奇岩に芭蕉の句が刻まれていました。そこで一句、
「花の雨 奇岩に句碑を 刻みけり」
自作の句
花の雨
奇岩に句碑を
刻みけり