「なお見たし 花に明け行く 神の顔」

旅の思い出:   4月28日午後4時に唐招提寺の御影堂が閉門になったためスケッチを一時取りやめて、

         葛城山へ向かいました。

           夕方、葛城山のスケッチポイントを決めて、近くの「かもきみの湯」に入り夕食をとって、

         その駐車場で寝ていたところ、12時ごろ駐車場から追い出されて近くの路上で車中泊

         しました。

           翌朝、4時半に起きて5時から11時ごろまで描いた後、高野山へ向かいました。

           天気は快晴で若葉が萌え、夏のように強い陽射しで顔や手が真っ黒になりました。

           葛城山の若葉が目鼻となって、顔が醜いため昼間は顔を見せないという「一言主神

         (ひとことぬしのかみ)」の顔が葛城山全体に現れた思いがして一句浮かびました。

              「顔見せる 葛城山の  若葉哉」




          
          

俳句の意味: 花盛りの季節に明けてゆく美しい景色を見ていると、みにくいという「一言主神」の顔

         が一層見たくなるものだ。 
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自作の句

顔見せる

葛城山の
 
若葉哉

葛城山
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