おんめ  しずく
「若葉して御目の雫 ぬぐわばや」

旅の思い出:   4月28日午前中に奈良公園の鹿を描いた後、唐招提寺に来て鑑真和尚の像が祭られ

          ている御影堂(みえいどう)を描きましたが、午後4時に閉門となり、着色できずに終わり

          ました。

           時間がないことから、とりあえず葛城山、高野山そして和歌の浦方面へ向かいました。

           4月30日に和歌の浦を描いた後、5月1日に再び唐招提寺へ来て、再度ペン書きを加え

          て着色し、午後大阪の了徳院へ向かいました。

           画面左奥に、鑑真和尚の故郷(中国の揚州)の名花(けい花)が咲いており、そのやさ

          しさに心が癒されるのを感じて、美しい揚州の景色を思い浮かべて
     
              「いにしへの 花の姿に みる故郷 」




          
          

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俳句の意味: 折から若葉の時節、この若葉でもって和尚の御目の涙をぬぐって差し上げたいものだ。 
唐招提寺 御影堂

自作の句

いにしへの
 花の姿に
 みる故郷

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