かんぶつ か
「灌仏の 日に生れあふ 鹿の子哉 」
俳句の意味: お釈迦様の誕生を祝う灌仏会の日に生まれあわせた鹿の子は、まことに仏縁が
深くてめでたいことです。
旅の思い出: 朝6時からスケッチを描いていると、はじめは鹿が若葉を食んで群れていましたが、
いつの間にか1匹もいなくなり、鹿が山の上の方へ逃げていきました。
どうも人が多くなり恐れていなくなったようです。最後に鹿の色が塗れなくて困って
いると、小学生の女の子が鹿のいたところへ連れて行ってくれました。
観光客が鹿せんべいをあげているところで、大きな鹿だけが集まっていました。
12時ぐらいに描き終えて唐招提寺へ向かいました。
朝8時ごろまでは小鹿を連れた夫婦鹿がのんびりと朝食をとりながら団欒している
様子を見て、ふと家にいる妻のことを思い出して一句うかびました。
「若草を 食んでやすらう 夫婦鹿」
自作の句
若草を
食んでやすらう
夫婦鹿