じょうご  つと
「龍門の 花や上戸の 土産にせん」

旅の思い出:   車を山の中の小さな駐車場に止めて、30分ほど歩いていくと龍門の滝が見え、

          ただ水の音のみが静かな森の中で響いていました。

           そのすぐ近くに800年頃に立てられた龍門寺の礎石が残っており、周辺の若葉が

          心地よく、滝の音が静かに響き渡り、なんともいえぬ大自然のぬくもりを感じました。

           そうした自然の美しさを「龍門の滝の花」と読んだのでしょうか。

           そこで一句

               「若草の 龍門ゆかし 水の音」

           この水は、山のふもとの民家の飲料水として使用しており、汚してはならないとの

          標識がかかっていました。





                  
          

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自作の句

若草の
 龍門ゆかし
 水の音

俳句の意味:  龍門の滝は花のように見事なものだ。これを酒飲みの友への土産としてやろう。
龍門の滝
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