「香を探る 梅に蔵見る 軒端哉」
俳句の意味: 梅の香りをたどっていくと、蔵が見え、立派な軒端のあるお庭でございます。
旅の思い出: 同じくこの白鳥庭園にある梅ノ木をスケッチしました。既に青い若芽が伸びていて
春の兆しを感じさせます。そんな中で同じ庭園の中にピンクと緑の妖艶な色合いを
したボケの花を見付けました。ボケも梅の一種で、梅が未だ若芽であるのに対し、
ボケの花は誠に妖艶で美しい花を開いておりました。
なにやらボケの花が勝ち誇っているようで、その色合いの妖艶さも、梅の清楚な
美しさに対抗するかのように感じました。そこで1句
「色気なら 梅にかちたる ボケの花」
自作の句
色気なら
梅にかちたる
ボケの花