ゆくこま       なぐさ
「行駒の 麦に慰む やどり哉 」

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俳句の意味:  甲斐の山中で思わぬもてなしを受けて麦に慰む馬に託して謝意を述べています。

          駒は昔から甲斐の名産で、駒を歌に入れることによって、土地への褒美の心と挨拶

          の気持ちも含んでいます。 

旅の思い出:  武田信玄で有名な甲斐の山々では、昔から馬を育てることが得意で、戦術の中心は

         馬でした。そこで中央高速の甲府昭和インターで下りて馬探しをしましたが、今日では

         全く見あたらず、長野に入り信州八ヶ岳の麓にある滝沢牧場まで行ってようやく馬を見る

         ことが出来ました。広々とした牧場で八ヶ岳には残雪がかかっていました。

          そこで1句浮かびました。

         
           「駒の里 はだれの残る 八ヶ岳」 



  

信州八ヶ岳高原

自作

駒の里
 はだれの残る
 八ヶ岳

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