からさき        おぼろ
「辛崎の 松は花より 朧にて 」

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俳句の意味:  句中には「松」「花」「雨」の実景と虚像が織りなす湖上の風景を優麗かつ幽玄に

         表現しています。雨の中に遠くかすむ一本の巨木を眼前に見る思いがします。

旅の思い出:  唐崎の松には足かけ3日お付き合いをしました。4月4日午前中に小関越えでスケッチ

         を終えた後、唐崎の松を求めて雨の中をひた走りました。ようやく午後3時頃唐崎公園に

         たどり着き、これが唐崎の松かと車の中から書き始めました。暗くなってきたので途中で

         止めて翌朝5時に起きて続きを描き終わって近くの人に聞いたところ、これは唐崎の松

         でなく、唐崎の松はこの公園の隣にある唐崎神社の松であることを知らされました。

          そこで、まず芭蕉の句に合わせて唐崎の松の遠景を描きました。午前中に描き終えて

         芭蕉の墓がある「義仲寺」を見学しました。そして、雨もあがってきたので、唐崎神社に戻り

         夕方7時頃まで下書きをして、翌4月5日の午前中に仕上げて帰路につきました。

          唐崎の松を離れるときに、この3日間の思いを込めて1句浮かびました。

                         
               「唐崎の 松はおぼろに 春の雨」 




  

唐崎の松

自作

唐崎の

 

松はおぼろに

春の雨

琵琶湖の唐崎の松遠景

唐崎公園

唐崎神社の唐崎の松

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