ふゆぼたん
「冬牡丹 千鳥よ雪の ほととぎす 」
俳句の意味: 夏咲くべき牡丹が、ここでは雪中に咲いている。折から浜千鳥の声が聞こえて
くるが、牡丹に千鳥とは、雪に時鳥といったさまに似て素晴らしいことであると、
住職の古益が丹精にして咲かせた冬牡丹を賞した句です。
旅の思い出: 最初は日の当たるところで描いていたのですが、だんだん日陰になってかつ風が
冷たく手がかじかんで、鼻水がたらたらでてきてまいりました。
しばらくは我慢していたのですがだんだん我慢が出来なくなり、近くを見わたしたら、
お寺の中に車を入れてもかまわないことに気づき、近くの駐車場から車を回してきて、
車の中で色を塗りました。
昔は芭蕉が訪ねてきたときもこのように寒かったはずで、この寒さの中で咲いていた
冬牡丹の風情をひしひしと感じました。