やぶ  はたけ      ふ わ
「秋風や 藪も畠も 不破の関 」

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俳句の意味:  不破は、不破郡関ヶ原町大字松尾にあり、古来歌枕で三関の一つとされたが、

         平安末にはすでに廃されています。関屋の影もとどめず、秋風が吹きすさぶ藪や

         畠が今は不破の関跡です。その土を現に今、自分の足で踏んで立っているのだ

         という実感を込めて歌っています。

旅の思い出:  吉野から関ヶ原まで一気に車で移動し、吉野で見た月と同じ月を見ました。

          不破の関跡のそばにある駐車場に車を止めて、椅子とテーブルを車の外に出して

         ブランデーを片手に月見をしました。満月に近い月でとても美しい月でした。

          そこで1句浮かびました。

   
           「吉野路を はなれて遠き 不破の月」
   

不破の関

自作

吉野路を
 はなれて遠き
 不破の関

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