ととせ
「秋十年 かえって江戸を さす故郷」
俳句の意味: およそ10年ほど江戸に住み、今ではかえって江戸が故郷である、と伊賀上野
へ帰郷するために江戸を立つに当たって、その感慨を述べています。
旅の思い出: 深川の芭蕉庵の近辺でも当時の雰囲気を感じさせる場所が少なく、どうにか江戸の
雰囲気が残る富岡八幡宮を描きました。
ここには重さが4.5トンにも達する日本最大級の神輿があります。
また、江戸時代後期の測量家・伊能忠敬翁の銅像があります。50歳を過ぎてから天
文学・測量術を学んだ忠敬翁は深川黒江町(現・門前仲町1丁目)に住み、測量旅行出
発にあたっては必ず当宮を参拝していたそうです。一度は見る価値があります。