「野ざらしを 心に風の しむ身かな」
俳句の意味: 「野ざらし」はされこうべのことです。 芭蕉は秋冷の肌を刺すような秋の気配
を感じながら死を覚悟で出立しました。
秋風が身にしみる頃となり、「もののあわれ」を深く感じながら。
旅の思い出: 芭蕉は、貞享元年(1684年)旧暦8月16日(新暦9月25日)41歳で、初めての紀行
の旅「野ざらし紀行」に出立しました。 私も中秋の名月十五夜が過ぎてから9月29日に
深川へ行って、芭蕉庵の近くの清澄庭園を描き、「野ざらしスケッチ紀行」を開始しました。
風はどこか肌寒く心の中に風を感じた時に1句生まれました。
「秋風や 身にしむ色に なりにけり」
自作
秋風や
身にしむ色に
なりにけり