俳句の意味: 柿本神社から見た明石海峡と明石大橋を描いていると日も暮れかけて、山にさしかかり

          
夕陽に照らされた遠くの海がゆったりとゆれて春ののどかさを湛えていました。


芭蕉スケッチ紀行へ戻る
トップページへ戻る

 旅の思い出:  5月9日(水)9時から夕方の6時半まで明石の柿本神社から明石海峡を描きました。

           昼頃、読売新聞の記者が見えて、インタビューを受け、11日の読売新聞に載りました。

           その記事は下に示すとおりです。その日は、色が塗れずに終わりました。

           夕方、明石の海をじっと見つめていると、暑い一日の終りに近づき、春の穏やかな海が

          広がって心を和ませてくれました。

                   「日は山に ゆったりゆれる 春の海」

           近くの「龍の湯」温泉に入り、明石名物の蛸揚げを食べて、その駐車場で寝ました。

           翌朝5時半に起床して、柿本神社へ向い朝の6時から9時半までかかって色を塗りました。

           読売新聞の方に、再びインタビューをしたいと呼び出され、明石市役所でインタビューを

          受けましたが、同時に神戸新聞のインタビューも受けて、下に示すとおり、11日の神戸新聞

          にも載りました。

           10時から13時の間インタビューを受けた後、芭蕉の眠る大津の義仲寺へ向いました。

           途中、「笈の小文」にも出てくる布引滝と箕面(みのう)滝を見学しました。

                   「春惜しむ 六甲下る 古き滝」

                   「箕面滝 谷間深く 藤の花」

           その日は、途中の道の駅「亀山」に車を止めて寝ました。

           翌日、5月11日(金)、4時に起きて大津へ向けて道の駅「亀山」を出発しました。

           途中、琵琶湖の北側「湖北」を回って大津の義仲寺に正午に着きました。

           この旅を始めた昨年の11月は、時雨に見舞われ正に時雨旅でしたが、この日は快晴で

          正に五月晴れでした。

                   「時雨旅 戻りて来れば 五月晴れ」

           義仲寺で芭蕉を供養して、芭蕉を背中から降ろして帰りたいと、義仲寺の方に申し上げ

          たところ、明日、年一回春に行われる「奉扇会(ほうせんえ)」があるとのことで、びっくりし

          てもう一日滞在を伸ばすことにしました。

           その後、昨年11月に義仲寺で行われた「時雨会」の折に、玄関で絵を描かせていただい

          た上野さん宅を訪れ、感謝をこめて本スケッチ紀行の全ての絵をお見せしました。

           午後4時ごろに上野さん宅を出て、大津市内を散策しました。

           夕刻、琵琶湖の東側湖畔にある「さざなみ公園」に車を止めて寝ました。

           翌日、5月12日(土)、朝6時に起床し有明の月を見ながら琵琶湖東側湖畔を散策しました。

           近江草津では麦畑が黄色く染まっていました。

                    「弓月見る 琵琶湖の朝や 麦の秋」

           11時に義仲寺に戻り、「奉扇会」の供養に参列し、昼のお弁当をお寺のお座敷で頂いて、

          午後1時に帰宅の途に着きました。奉扇会は夏を告げるために、芭蕉に扇子を奉納する
          
          とともに、芭蕉を供養して句会を行う法要だそうです。

           これで、芭蕉を心置きなく背から降ろしてお別れすることができました。

                    「夏告げる 旅路の別れ 奉扇会」




    





    















幻の長崎西国紀行へ戻る

   
  「日は山に ゆったりゆれる 春の海」
       俊愚

            

幻の長崎西国紀行足跡
明石 柿本神社
前へ
先頭へ