俳句の意味: 西行がここで詠った「千鳥鳴く 絵島の浦に住む月を 浪に映して 見る今宵かな」の月が

         出るのを待ちわびていると、
漸く夜中の2時に島影の向こうに現れました。

           その月影が絵島の浦に映り、正に西行が見た月と同じ月を見ているのだなという思いに駆られま

          した。

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 旅の思い出:  5月8日(火)夕刻に再び絵島へ行って、月の出るのを待つことにしました。

           待てども待てども月は出ず、日を超えて翌日9日の夜中2時に漸く月が現れました。

           その月影が絵島の浦に映り、正に西行と同じ月を見ている思いにかられました。

                    「待ちわびる 絵島の浦の 初夏の月」

           絵島に映る月の絵を描いていると、船のエンジン音が夜の帳の中から静かに唸り始めて

          漁船が一斉に出港していきました。

                    「行く春や 丑三つ月夜 海人の船」

           絵島は、昔から「おのころ島」といって、国生みの神話で有名なところで、イザナギとイザナ

          ミの神が降り立ったところで、イザナギの神が天の浮橋に立って、矛で海中を攪拌した時に

          矛の先から滴り落ちた潮が凝り固まってできた島だそうです。

           昼間に描いたスケッチに月の位置を描き入れて夜中の2時から朝方5時まで描いて、2時間

          ばかり、近くの道の駅「あわじ」で仮眠して、8時に明石へ向けて出発しました。

            











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  「待ちわびる 絵島の浦の 初夏の月」
       俊愚

            

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