俳句の意味: 定家の歌に詠われた松帆の浦でスケッチしていると、鶯が鳴いて夕刻を告げているようでした。
空が赤らんで鶯も友を呼びながら、巣に戻っていくのでしょうか。
私も絵筆の手を止めて今日のスケッチは終りにしました。
旅の思い出: 5月8日(火)6時に起床して、淡路島北へ向いました。
途中、室津パーキングエリヤで淡路島の西の海を眺めました。
「淡路西 漁船の響き 春うらら」
7時半に東浦インターを出て、絵島に着きました。
午前中は「絵島」をスケッチし、午後から「松帆の浦」をスケッチしました。
当初、絵島だけを描くつもりでしたが、藤原定家の詠った「来ぬ人の 松帆の浦の 夕凪に
焼くや藻汐の 身もこがれつつ」で有名な松帆の浦がここにあることを知り、スケッチすること
にしました。夕刻がせまり、鶯が鳴き始めたので絵筆の手を止めました。
「ホーホケキョ 松帆の浦の 夕間暮」
「 夕影に うぐいす鳴きて 手を止める」
午後6時から8時まで、「松帆の郷」という温泉(700円)でくつろぎました。
露天風呂からは、明石大橋の夜景を見ることができます。
そこのレストランで、名物の蛸の唐揚げと酢ものを食べました。
夕食後、再び絵島へ行って、月の出るのを待つことにしました。
「ホーホケキョ 松帆の浦の 夕間暮」 俊愚
「夕影に うぐいす鳴きて 手を止める」 俊愚