俳句の意味: 宮島の美しさは龍宮城の如しであり、ちょうど子安貝が鯛に身を代えるぐらいに
驚きを覚えることである。
旅の思い出: 4月29日(日)夜中の1時半に家を出発し、宮島口のフェリー乗り場に午後3時半に到着しました。
途中、蒲生、吹田及び西宮あたりで渋滞が続き、ゆっくりと外の景色を見る機会ができたの
で、早速2、3句作ってみました。正に春たけなわ、日中は初夏の暑さを感じるような天気でした。
「八重桜 蒲生の若葉 恋めやも」
「渋滞の 道の葉陰に 藤の花」
「六甲の 青葉吹き出す 若葉哉」
午後4時のフェリーに乗って早速宮島に渡り夕方7時までスケッチしました。
ゴールデンウイークとあって、多くの参拝者が訪れ、外国の観光客もかなり混じっておりました。
ちょうど汐が引けていて、朱に彩られた大鳥居も心なしか手持ち無沙汰のようでした。
龍宮城のような社を見て、1句浮かびました。
「宮島や 鯛に身をかれ 子安貝」
当然時間が足りず完成しないので、8時近くのフェリーで戻ってきて、宮島口の駐車場で一夜
を明かしました。
翌朝6時に起床して、再び宮島に渡り、午後2時までスケッチをして、3時近くのフェリーで戻り、
次の目的地、道後温泉へ向いました。
途中尾道で高速道路を出て、しきなみ街道を抜けて瀬戸内海を横断し夕方の8時に道後温泉
本館の前の駐車場に到着しました。
「宮島や 鯛に身をかれ 子安貝」 俊愚