俳句の意味: 宇佐神宮は、応神天皇の御神霊にて、日本全国の八幡宮の総本宮であり、深い歴史
を刻む御神木の一位樫と楠の大木が神聖な社を取り囲み、春の朝の清々しい冷気によ
り身も心も洗われる思いがいたしました。
旅の思い出: 3月26日(月)朝4時半に起床し、宇佐神宮に5時に到着しました。
朝6時に神宮を参拝し、6時半から夕方の6時までスケッチしました。
朝7時ごろ、神主さんと巫女さんが現れて、お掃除をしたり一日の準備が始まり、
一日に数回ご祈祷が行われ、多くの方が参拝にこられ、夕方5時ごろには人気がなく
なり静まり返りました。
神主さんや巫女さんは誠に親切で、目を合すたびに挨拶され、私が描いている間中
邪魔をしないようにとお心遣いを感じました。
夕方6時になると寒くなり暗くなり始めたため、大体の色をつけて帰ることにしました。
色は覚えているので自宅に戻ってから再度着色しました。
今回の旅で、桜の開花を期待しましたが、暖冬の割には九州は寒く終に開花に遭遇
することができませんでした。唯ここ宇佐八幡で一本の早咲きの山桜を見ることができ
ました。春の夕影にさびしげな山桜が葉桜となって咲いていました。
「哀れやな 宇佐にて会えし 山桜」
ついに、九州の旅も終わりに近づき、途中中津町へ寄ってふぐ料理を食べて、暫く駅
前の駐車場で睡眠をとり、27日(火)夜中の1時に出発しました。
高速道路をひた走り、八王子インターを抜けて自宅に到着したのは午後5時で、10日
前に家を出発して帰宅するまで総走行距離は、3389.4kmに達していました。
「一位樫 楠の尊き 宇佐の春」 俊愚