月見んと 汐引きのぼる 船とめて」

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俳句の意味:  利根川の水上で月見をしようと、海から川を登って行く綱引き舟を呼び止めて月を見る。

旅の思い出:   利根川はただただ広く、水は豊かで静かに流れ、両岸には自然の植物がはびこり、

          すすきが風になびいていました。

           10月10日、日中に東の空が見える利根川を右岸からと左岸から1か所づつ2か所

          描きました。その後、大儀寺に行って1枚描いた後、再び利根川に戻って来ました。

           日中描いたスケッチのうち、左岸から見たスケッチ(上図左側)に月がうまく浮かぶの

          を確認して、その絵を夜景にしました。

           利根の月を描きつつ酒を飲むと、どこからか秋の川風が渡って来ました。

           十三夜の月は薄っすらと利根川を照らし出していました。 そこで一句


            「水しずか 利根のすすきの 十三夜」  







           

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自作

水しずか
 利根のすすきの
 十三夜

利根川 布佐
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