やけ
「いもの葉や 月待つ里の 焼ばたけ」
俳句の意味: 日中は日照りの厳しい焼け畑で育っている里芋は、今こそ自分の出番である
かのように、名月がかかるのを心待ちにしていることだろうよ。
旅の思い出: 鹿島の北側に位置する豊郷の小高い山を登っていくと、道路の両側一面に畑が
広がり、9月中旬の暑い太陽の日を受けて、畑がからからに乾いています。
そこには、里芋を始めネギ、ナス、トウモロコシ等が植えられ、自分の出番を待って
いるようです。 日が西に傾き、東の空に月が見えてくる頃になると、涼しげな秋風の
気配が感じられます。そこで一句浮かびました。
「月涼し 日照り焼付く 芋畑」
自作
月涼し
日照り焼付く
芋畑