俳句の意味:  街全体に活気があり、聞くところによれば、近々中国の正月に当たる春節のお祭り

          があるそうで、何か華やいで見えました。


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 旅の思い出:  2月7日(水)朝6時に起床して、唐人屋敷跡にある「土神堂」の近くにある駐車場に車を

          移し、はじめは土神堂の中を描こうかと考えていましたが、門が開いていなかったので中

          に入れず、周りのマーケットの雰囲気もよかったので、絵のように外から描きました。

           どことなく活気があって、はじめは通勤通学に向う人や、マーケットに品物を運ぶ車が立

          ち並び、お寺の門やお店がよく見えませんでしたが、昼に近づくにつれ、人通りも落ち着き

          をみせ、お客さんがボツボツと来てはお店の人と会話を交わしながら買い物をしていきまし

          た。 お店の人は景気のよい声をあ張り上げて、行き交う人と挨拶したり声をかけ掛け合っ

          ていました。

           2月の中旬は、中国のお正月「春節」となり、街全体が賑うとのことでした。

           長崎は、オランダというよりも中国の文化の影響が大きいように思われます。

           文化の交流は中国との方がはるかに長く、遠い昔から中国人がたくさんいたようです。

           中華街が街の中心であるかのように見えます。そこで一句生まれました。

               「街はもう 春節祝う 賑やかさ」

           朝7時から午後3時ごろまで描いて、雲仙へ向いました。はじめは瑞穂町にある「みずほ

          温泉千年の湯」へ入ろうと向ったのですが、あいにく水曜日は休みだそうで仕方なく近くの

          人に外湯がないかお聞きしたところ、雲仙温泉に小地獄温泉館という外湯があると聞いて

          そこへ向かいました。夕刻6時半に着き9時まで入っていました。入湯費は400円で、美味し

          い「おでん」があったので、風呂から上がってそれを夕食にしました。

           その温泉の湯殿は古びた木材でできていて、どことなく鄙びた温泉の雰囲気があり、ど

          こか山中の仙人湯に入っている気分がしました。そこで一句、

                「春浅し 神に湯けむり 世捨人」

           その後、島原港のフェリー乗り場へ向い10時半ごろ床に就きました。











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         しゅんせつ
「街はもう 春節祝う 賑やかさ」
       俊愚

            

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