げろげろ、ぼお

ん、蝶がひらひら




俊愚

 旅の思い出 :   2024年6月9日、平泉にあるコンビニで朝4時に起きて、5時に出発、途中天童市でガソリンを入れ、

          永平寺温泉「禅の里」に午後8時に着きました。
 そこで夕食をとって、その駐車場で寝ました。

             翌朝6時に起きて、7時に永平寺に着きました。

             近くの駐車場が8時からなのでしばらく待たされました。

            入口からさほど歩かない距離に「唐門」があり、両側に
林立する大木が気に入って、そこでスケッチする

          ことにしま
ました。

            スケッチしていると目の前に黒に黄色目の模様がついた蝶が目
の前に現れました。

            駐車場が4時に閉るというので、8時
から午後3時半まで描いて「禅の里」へ戻り、ゆっくり温泉に入り、

          スケッチの仕上げをして、食事後就寝しました。

            スケッチしていると、池の中からカエルの声がひっきりなしに聞こえ、寺の鐘がなり、黄色目模様の黒い

          アゲハ蝶が目の前に来たので、一句浮かびました。

              「げろげろ、ぼお~ん、蝶がひらひら」




永平町 永平寺

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俳句の解説:  昭和11年7月7日の作で、永平寺で修行をしていると、寺の瓦をひらひらと越える蝶が目に留まり、

      そののどかさが自分の心の平安をも呼び起こすように思えた。

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「てふてふひらひらいらかをこえた       山頭火」

自作

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