金色ぽつりと山頭火




俊愚

 旅の思い出 :   2024年6月8日に、中尊寺の駐車場に朝7時に着きました。

            はじめは金色堂を描こうと入口から坂道を登り始めまし
たが、足腰が悪く金色堂まで歩けないことが

          分かり、断念して、中尊
寺の入り口を描くことにしました。

           海外の観光客が多く、私のスケッチを見ては、色々と声
をかけてきました。

            多くの方が私の絵と私の姿を写真に撮っていいかと尋ねては撮っていきました。

            午後4時に描き終えたので、平泉温泉「悠久の湯」に入り、近くのコインランドリーで洗濯を終え、昨日

          泊ったコンビニに
来て寝ました。

           山頭火は、金色のきらびやかさに嫌気がさして、一人ぽつんとしていたのではないかと想像して、

          一句浮かびました。

              「金色ぽつりと山頭火」






平泉町 中尊寺
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俳句の解説:  昭和11年6月16日の作で、金色堂を見て、そのきらびやかさに虚しさを感じ、水を飲んで去る

      という表現の中に、せっかく来たのにこれは何だという強い意志がうかがえる。

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自作

              
「ここまでを来し水飲んで去る       山頭火」