旅の思い出 :   川中島温泉で朝5時に起きて出発、途中コンビニで朝食を取った後、小林一茶記念館に六時半に

           着きました。
 向かう途中で、黒姫山と妙義山ががはっきりと見えて、黒姫山の左奥には戸隠連峰が

           うっすらと見えていました。


            記念館の周りを探索しましたが、一茶旧宅は見つからず、一茶の墓を見つけました。

            描くものに困って、黒姫山を描こうかと悩んでいると、地元の方が寄ってこられて色々と話しているうちに、

           黒
姫山に雲がかかり殆ど頂上が見えなくなったのでまた悩んでいると、一茶旧宅は別のところにあり、

           その場所を教えてくれました。


            早速そこに行って、午前8時半に初めて午後4時にスケッチが終了しました。

           土蔵の中に入ると、いおりと小さな板敷の一角と中二階の空間がありました。

           そこで生活していた生活感がプンプンして
いたので、一句浮かびました。

                「土蔵の中にいおり観る」






柏原の一茶旧宅

自作

              
「ぐるりとまはつてきてこぼれ菜の花       山頭火」

俳句の解説:   昭和11年5月29日の作で、一茶旧宅をぐるっと回って、何もない一角に菜の花がこぼれるように

      咲いていたのを見て、どことなく寂しさを感じています。

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土蔵の中にいおり観る




俊愚