旅の思い出 :   2024年3月5日夜中の23時半に雪が降りしきる中、自宅を出発し、3月7日午前10時に一草庵に

           到着しました。


            自宅を出るや否や、近くのガソリンスタンドで早速チェーンを巻いて走り出しましたが、大宮バイパスを

           抜けて戸田まで来ると雪が小降りにな
ってきたので、通りのガソリンスタンドでチェーンを外しました。

            瀬戸大橋を渡る際には高速に乗りましたが、その他はすべて一般道路を走ったので、33時間半

           かかりました。


             10時半から描き始めたのですが、自称ユーチューバーの
久間裕司氏と意気投合して、スケッチが

           進まず、午後3時ごろ、
一草庵の事務局長の松井征史氏とそのお仲間と山頭火の話に花が咲き、

            特別に一草庵の中を見せて頂きました。


            着色はせずに、デッサンのみを午後5時に終了して、6時から道後温泉の「椿の湯」に入浴して、一草庵

           の駐車場に戻って寝ました。


            初めて一草庵に来て、暖かな春の陽気に、四国松山の温かさを実感して、一句詠んでみました。

              「山萌ゆる中にいる」







              
「おちついて死ねそうな草萌ゆる       山頭火」

俳句の解説 :    昭和15年3月12日の作で、山頭火は昭和14年12月15日に一草庵に入居した時点で、

         「おちついて死ねそうな草枯る」という句を詠んでいるが、入居以来のびやかに過ごしており、

          3月12日に友への消息という形で、この句を送っています。

           「伊予路の春は日にましうつしくなります。私もこちらへ移つてきてから、おかげでしごくのんきに

          暮らせて、今までのやうに好んで苦しむやうな癖がだんだん矯められました。」と加えています。

          
山口県小郡 其中庵

自作

山萌ゆる中にいる




俊愚

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