旅の思い出 :  2024年3月12日、朝9時に松浦市御厨支所を訪ね、椿の咲いている場所を訪ねたところ、平戸には

          椿の咲い
るところはあるが、御厨にはないとのことで、平戸へ向かいました。

            国道204号線は昔唐津街道といい、ちょうどこの時期
に山頭火が平戸から御厨に向けて歩いたことは、

          山頭火の
日記で明らかです。

            そこで私は、御厨から平戸に向けて走っていると、「さかせ川前」というバス停の前にコーヒーハウス

          「サウンド」という喫茶
店があり、庭全面に椿が咲いていました。

           
これはと思いスケッチしていると、店主が来られて、許可をくれました。

           小鳥のジョウビタキが飛んできて、鶯も盛んに啼いていました。

           唐津街道を行き来して、椿の咲いている場所を探していたら、突然目の前に椿の林が見えたのこで、

           一句浮かびました。

              「ひょいと椿がそこにいた」






九州平戸市 さかせ川前 

              
「笠へぽつりと椿だった       山頭火」

俳句の解説 :   昭和7年4月4日の作で、唐津街道の途中の椿の咲いている場所で休憩していると、ふと音がして、

        振り返ってみると、椿の花が傘の中に一つ落ちていた。  その一瞬の変化と美しさに驚嘆しています。

          

自作

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ひょいと椿がそこにいた




俊愚

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