本件は、今話題の沖縄基地問題の解決策について、平成22年1月7日に首相官邸ホームページを
通じて、総理大臣 鳩山由紀夫氏にご提案申し上げた内容です。
ただし、この提案に対する反応は全くなく、民主党政権が崩壊するまで、無回答でした。
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この度、沖縄の米軍基地問題を解決する妙案をご提供すべく、ご提案申し上げます。
今回の基地問題は、総論賛成・各論反対で、今までの案では誰もが受け入れかねる状況にあるかと
思います。恐らくこのままでは解決の糸口はつかめず、従来の取り決めをわずかに変更する程度で、
沖縄住民の反対を押し切り、又はその他の与党との決別を生む状況になりかねません。
そこで私はこの難問を解決する一石二鳥いや一石五鳥の解決手段を提供いたします。
それは、ただ一石、洋上基地を設置することです。
基地機能を持った洋上基地を日本近海もしくは200海里の領海内に設置するものです。
とりあえず沖縄基地問題につきましては、沖縄近海に米軍用の洋上基地を設置し、そこへ米軍基地
を移転してもらうよう米軍と調整すれば、大きな解決の糸口となると考えます。
こうすることにより、沖縄はもとより、日本各地の米軍基地をそれぞれの洋上基地に移転できるた
め、騒音問題をはじめ各種の基地問題が解決できると思います。
米国の賛同が得られ、かつ日本市民が喜び、さらに、その他与党と共存できる夢のような解決策で
あると思いませんか。
ただし、その施設は巨大なもので、少なくとも現在の米軍の原子力空母の2倍は必要かと思います。
しかしながら、大阪空港や瀬戸大橋、明石大橋等の建設技術、巨大タンカー等の造船技術、その他
日本が持つ今日の最新技術を駆使していけば決して不可能なことはないと思います。
当然米国との共同開発を実施する必要があると思います。
これを実施するためには膨大な国家予算が動き、景気回復策にも繋がるとともに、技術立国として
の日本の技術力向上にも繋がると考えます。
その成果として、基地下の海底が大きな漁礁となり、マグロや大海魚の養殖等漁業産業に大きく貢
献するとともに、太陽光発電や風力発電、海流海洋発電技術の発展を促進することにもなります。
場所によっては深層水取水技術や海底油田等の海洋開発にも繋がると考えます。
一石五鳥どころか、一石十鳥にも及ぶ妙案であります。
この案を思いついたのは、次に示すとおり、今から30年ほど前に私が考案した洋上へリポート構
想に端を発しております。
これらを基に是非とも内閣府に一大プロジェクトを設立して、その可能性及び具現化策について、具
体的に検討されては如何でしょうか。少なくとも米国に対し一つの提案ができると考えます。
平成25年2月19日付読売新聞に、本件と同じ構想の「200人居住メガフロート」の記事があり
ましたので、ご参考までに追加いたします。
以上













