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6 あわれな夢想

恐らく、夕暮れがぼくを待っている(・・・マトン)
そこでぼくは静かに酒を飲む(・・・トランキル)
どこか古い町で、(・・・ヴィル)
大いに満足して死ぬだろう:(・・・コントン)
なぜならば、ぼくは辛抱強いから(・・・パスィヤン)

もし、ぼくの病がぼくを見捨て(・・・レズィニュ)
もし、万一幾らかの金を持っていたら(・・・オール)
北国を選ぶだろうか(・・・ノール)
それとも、葡萄畑のある国か(・・・ヴィニュ)
━ああ夢を見るには値しない(・・・アンディニュ)

なぜならば、全く無駄なことだ(・・・ペルト)
もし、ぼくが戻るとしても(・・・ルドヴィヤン)
あの昔の旅人に(・・・アンスヤン)
緑に包まれた宿屋はけっして(・・・ヴェルト)
ぼくに開かれてはいないのだ。(・・・ウヴェルト)