一人の若い兵士が、口を開き、無帽のままで、(・・・ ニュ)
そして、襟首が青い新鮮なクレソンの中に;(・・・ブルー)
雲の下、草の中で横になっている、(・・・ ニュ)
光が雨のように差している緑のベッドの中で青ざめている。(・・・プルー)
両足をグラジオラスの中に入れたまま眠っている、(・・・コム)
病気の子が微笑むように微笑んで、一人眠っている。(・・・ソム)
自然よ、彼を温かく揺すってくれ:彼は寒いのだ。(・・・フルワ)
それは、青葉の茂みで、一筋の川が歌を歌っている(・・・リビエール)
草葉に銀のぼろぎれを気が狂ったように引っ掛けて;(・・・アイヨン)
そこには、堂々として尊大な山から、太陽が覗いている、(・・・フィエール)
それは、光線で泡立つ小さな谷間だ。(・・・レイヨン)
数々の香りも彼の鼻腔を震わせることはない;(・・・ナリーヌ)
彼は陽の中で眠っている、胸に手を乗せて(・・・ポアトリーヌ)
静かに。彼のわき腹に2つばかりの赤い穴が開いている。(・・・ドルワ)
アルチュール ランボー
1870年10月