(私は、若き詩人達に敬意を表したい。)
美しき陶酔にわれは誓う
船の縦ゆれをも恐れず
立ちて、この「あいさつ」を告げん
(詩歌の道は、孤独であり、暗礁であり、宿命である。
帆の白さは、無限の可能性を含み、その白さの中に、
詩の苦悩が横たわっている。)
孤独よ、暗礁よ、星よ
何の価値があるのか
われらの船の帆の純白なる悩みよ
( )内は、この詩を歌う前提として、作者が意図する内容を表わしている。)
(さて、皆さん、私はここに立って、何を申し上げたらよいやら、)
虚しいかな、この泡沫よ、処女の詩よ
ただ、この盃を示すのみ;
あたかも遠く溺れる群の如く
多くの人魚達が上を下への大騒ぎ
(リヤン,セット エキュム,ヴィエルジュ ヴェール)
(ア ヌ デズイニェ ク ラ クープ;)
(テル ルワン ス ヌワエ ユンヌ ツループ)
(ドウ スイレーヌ マーント ア ランヴェール)
(この盃の中に漂う人魚の姿は消え失せても、その歌の余韻
はわれらの心に残る。皆さんは、同舟の客であり、新しき詩歌
の源を探さんがために、私と行動をともにする。)
船出しよう、おお、わがもろもろの
友よ、われはもはや艫(とも)に座して
君たちは華々しく舳先に立って、分け入るのだ
稲妻と真冬の波に
(ヌー ナヴィギュオン,オー メ ディヴェール)
(アミ,モア デジャ スイル ラ プープ)
(ヴー ラヴァン ファステュウー キ クープ)
(ル フロ ドウ フードル エ ディヴェール)
(ユンヌ イヴレス ベル マンガージュ)
(サン クラーンドル メーム ソン タンガージュ)
(ドウ ポルテ ドウブー ス サリュ)
(ソリチュド,レスイフ,エトワル)
(ア ナンポルト ス キ ヴァリュ)
(ル ブラン ススィ ドウ ノートル トワル)