8 破壊

絶え間なく悪魔が俺の傍らで騒ぎ立てる(・・・デモン)
奴は感知されない空気のように俺の周りをうろついている。(・・・アンパルパブル)
俺がそれを飲み込むと肺が焼けるように感じ(・・・プモン)
永遠に罪深い欲望に駆られるように感じる。(・・・クーパブル)

時として、悪魔は俺の芸術に対する激しい情熱を知り、(・・・ラール)
最も妖艶な女性の姿で現れて(・・・ファム)
偽善者のもっともらしい口実で(・・・カファール)
わが唇を不名誉な媚薬の味に慣れさせる。(・・・アンファーム)

悪魔はこうして俺を神の視界から遠ざける。(・・・デイユ
疲れ果てて息絶えだえのこの俺を(・・・ミリユ)
荒涼として底知れぬ倦怠の荒野へ(・・・デゼルト)

そして困惑にあふれた俺の目に投げかける、(・・・コンフズィョン)
汚れた衣装、開いた傷口、(・・・ウヴェルト)
そして破壊の血まみれの凶器を(・・・デストリュクスィョン)

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