内容は、芭蕉の「観月旅絵巻」として、月見のための風狂の旅である鹿島紀行と更科紀行を1つにまとめたもので、原文および
現代語訳ならびに次に示す23ヶ所30枚の画集です。
鹿島紀行は、門人の曽良と宗波をつれて、旧暦8月14日深川を出立、翌日の15日には鹿島の根本寺に到着しました。
その後、鹿島神宮、大儀寺とその周辺の田家を訪ね、帰路潮来の門人「自準」の家に立ち寄りました。
一方、更科紀行は、門人の越人を連れて、旧暦8月11日に美濃を立ち、15日には姨捨山に到着しました。
途中、木曽路を抜けて、木曾の桟、寝覚ノ床、鳥居峠、奈良井宿、会田宿、麻績宿を通り、長野の善光寺まで行って、帰りは坂城、
小諸を抜けて江戸に戻りました。
スケッチ紀行の順番は次の通りです。
鹿島スケッチ紀行:
1筑波山 2根本寺 3、4、5大儀寺 6、7、8鹿島神宮 9鹿嶋市豊郷の田面 10鹿嶋市下生の田面
11鹿嶋市豊郷の芋畑
12鹿嶋市厨の萩畑 13潮来十二橋 14利根川
更科スケッチ紀行:
1鵜沼宿 2木曾の桟 3寝覚ノ床 4立町の木の吊橋 5鳥居峠 6会田宿 7麻績宿の法善寺 8、9姨捨山
10長野市善光寺 11、12十六夜観月殿 13浅間山
鹿島・更科スケッチ紀行を、是非とも旅の友としてご一読下さい。
「鹿島・更科スケッチ紀行」は、芭蕉が貞享4年(1687年)、
44歳のときに旅をした紀行文「鹿島紀行」と、貞享5年(1688年)
45歳のときに旅した紀行文「更科紀行」の跡を辿って描いたものです。
手作りの本ですので、ご注文後に製本して郵送させていただきます。
価格は送料込みで2000円です。
更科紀行文(現代語訳付)
まえがき(一部)
スケッチ集及び旅の見どころ(木曾の桟)
手作りの本