今帰仁(なきじん)城は1609年に薩摩軍による琉球侵攻にあい、炎上し廃墟と化し ましたが、その後は「御嶽(うたき)」として琉球社会の精神的なよりどころとなっている そうです。 2000年12月に、日本で11番目の世界遺産として登録されました。 石積みの城壁に立って見わたせば、当時の兵どもが戦った面影が夏草の絶えない 山河の中によみがえってくるようです。そこで1句生まれました。 「今帰仁の 夏草深き 石堤」