5月24日朝早く、那覇のホテルを出発し、沖縄自動車道を使って北へ向かいました。
2時間で本部町にある海洋博公園に着きました。ここには美(ちゅ)ら海水族館があります。
ジンベイザメやマンタが泳ぐ巨大な水族館で、色とりどりの熱帯魚の楽園です。
その近くに美しい白砂に紺碧の海が広がっています。
また、春になると、燃えるような紅いデイゴの花が咲きます。
それは、会えぬ人を待つかの如く、身も焦がれる思いを伝える沖縄の花です。
そこで、藤原定家の歌が思い出されます。
「来ぬ人の 松保の浦の 夕凪に 燃ゆる藻汐の身も焦がれつつ」
その思いを込めて1句、
「焦がれつつ 燃ゆるデイゴか 美らの海」
デイゴの花