十月桜めでたや狂い咲き 




俊愚

 旅の思い出 :  令和6年3月14日、朝7時から西公園内部を探索したところ、時期的に早すぎたため、ソメイヨシノ等の

           桜は咲い
ていませんが、光雲神社の階段下の脇にある盛土の中に十月桜がちらほらと狂い咲きしている

          のを見つけました。


             何とか桜を探すことが出来てスケッチを開始しました。

             しばらくすると、女性の方が寄ってきて長らく絵を見てて感心していました。

            絵を見るのがとても好きで、東京の美術
館にもよくいくとのことで、私のホームページを興味深く見ておら

          れました。


            その後も外国人が2名寄てきて、片言で褒めているのがわかりました。 中国人とフランス人でした。

             フランス人は日本
の文化に非常に興味があるとのことでした。

            西公園の桜の花を探していたところ、10月桜が咲いているのを見つけて、一句浮かびました。

              「十月桜めでたや狂い咲き」







福岡市 西公園

              
「さくらさくらさくさくらちるさくら       山頭火」

俳句の解説 :     昭和7年4月15日の作で、福岡市の西公園で詠んだ句です。

           桜は満開、公園は花見の客でいっぱい、その桜が満開であるが、よく見ると「さくさくら」と共に「ちるさくら」

          がある。 「さくらさくら」と連呼して、桜の花が折り重なるように咲いている中に、正に今咲こうとしている花

          もあれば、散り始めた桜もあることを観て、桜全体の生きざまみたいなものを味わっている。

          

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自作

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