旅の思い出 :  2024年3月20日に弁天島の弁天神社に参りました。 弁天島は、浜名湖の南、外海との入り口

          「今切口舞坂堤」の北側に位置します。
 東海道五十三次の三十番目が舞阪宿、三十一番目が新居宿。

           古くは、その間の浜名湖を船で渡るというのが
普通の景色となっていました。

   「渡し」が盛んだった頃の弁天島は松林が植えられ防風の役目を果たしていました。

   その中に、弁天神社があってその敷地内に曲がった松があります。

   そこから遠く見回した浜名湖に白波が立っていたのでしょうか。 今はホテルや高いビルで囲まれており、

        
神社だけがひそかに眠っているという感じでした。

   弁天神社は、女性の神様である弁財天を祀っており、その見事な曲り松が弁財天の化身であるといわれ

         ています。

   私は、朝の7時半から描き始めましたが、風がだんだん強くなり、雨も降りだしましたが、スケッチだけは

    仕上げようと午後2時半まで傘をさして描きました。

     ところが風雨がさらに強くなり、いたたまれなくその場を
かたずけて、駐車場に戻ろうとしましたが、途中傘が

    裏返しになり骨がばらばらに折れてしまいました。

          女性の神様弁財天をまつる弁天神社にある曲り松が弁財天の化身と聞いて一句浮かびました。

              「弁天降臨曲り松






浜松市弁天島 弁天神社

              
「とほく白波が見えて松のまがりよう       山頭火」

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弁天降臨曲り松




俊愚

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自作

俳句の解説:   昭和11年4月2日の作で、遠くに浜名湖の白波が見え、弁天神社にある曲り松はまことに

      見事であると、感激しています。