「象徴」とは、直接的に表しにくい観念や内容を想像力を媒介にして暗示的に表現する手法です。
我々は、妙なる調べを聞くと、幽玄不可思議な無限の秘密をひしひしと感じます。
詩は、そうした無限の心を聞き、有限の言葉をもって形付ける有効な手段です。
彼ら象徴派詩人たちの果てしない美への探究は、彼らの人生そのものであり、生きる喜びであるとともに、
壮絶な戦いでもあったと思います。
詩はいつの時代も生きているもので、我々の心の中によみがえってきます。
そのためには、原文に親しみ、彼らが使用した言葉を基に、彼らの魂を肌で感じることが大切です。
ここでの翻訳の特徴は、意訳を避けて、あえて一行づつ対訳しているため、翻訳文で理解すると同時に、
原文を理解しやすくしました。さらに原文読み仮名をつけましたので、原文を読む楽しさを味わってください。
皆様のご興味、ご要望をお待ちしております。 著者: 西田俊治
フランス19世紀文学の最高峰、象徴派詩人たちの詩を紹介します。
歌に生き、歌に死んだ詩人たちの人生への絶唱!
世紀末の詩に命をかけた壮絶な戦い!
ボードレール、マラルメ、ランボー、ヴェルレーヌ、ヴァレリー