茶臼岳(ちゃうすだけ)頂上にて、すがすがしい山々を見つめて
「岩山や 夏めく空に 白き嶺」
那須のふもとの温泉宿付近の林にて
「鶯や クヌギ林の 空に鳴く」
「星清し ぶなの林に 夏の空」
芦野の里に遊びて、昼さなか蕎麦(そば)ができるのを待ちつつ空を眺める。
我、青空を求めて旅立ちぬ、
遠い遠い青空へ、
畦(あぜ)の小道を渡り行く、
蓮華(れんげ)の花のかぐわしき、
田面の水は満ち満ちて、
蛙鳴くなり稲の里、
大銀杏(おおいちょう)のそびえ立ち、
緑青める柳あり、
風に流れてゆらゆらと、
揺れる下影道野辺の、
清水流るる芦野かな。
「蕎麦を待つ 畦を青める 柳かな」
平成18年5月4日〜5日、那須の茶臼岳から芦野へ青空を求めて、旅をした。