6月8日、葦の茂みにて

   
「葦茂る 雛の葦切り 大はしゃぎ」

 6月9日、入梅の季節を感じて

    「雨を待つ 葉に重たげな 暑さかな」

  7月20日
、20年生き続けた猫「ミンミン」の臨終に際して、ミンミンが好んだ静かな水音を

聞かせつつ(ミンミンは翌日夜中1時半永眠)
         
    「時を待つ 猫に涼しき 水の音」   

 7月24日、梅雨が明けて

    「梅雨明けに 目を射る光 たまり水」

    「雨去りて 夏空青き 月の影」

 7月27日、再び葦の茂みにて

    「姿消す 大葦切りや 夏の朝」

 8月16日、熊谷で40.9℃を記録して

    「熱帯夜 息絶え絶えの 虫の声」

 8月28日、夏の別れを告げる朝日を見て

    「天霧に 月かと惑う 夏日の出」

    「夏靄に ぼんやり浮かぶ 朝日かな」






 

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2007年夏風情

暑い夏、20年間かわいがってきた猫が死にました。

子供達が、小さい電動ポンプを使って静かなせせらぎの音を立て、3日間添い寝しました。